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世間体を気にする


幼少期の頃からご両親が

子供のためと思い、

彼らの思う理想を子供につい

押し付けてしまうことがある。

それは本当に心から行く末を

心配し、最低限こうであってほしい

という願いから起こります。

そして子供が成長し、

成績や偏差値などで

分析されるようになると

どうしても平均値を気にして、

そこに乗せようと思う。

子供も親の期待に応えたい、

同級生からも劣っていると

思われたくない

そんな風に思うのでしょう。

私にはみんながこぞって

細い平均台の上を

歩こうとしている

ように見えるのです。

その平均台は就職まで、

いやもしかしたら結婚相手、

墓場まで続いている

のかもしれない。

平均台から落下したらそこには

落伍者というレッテルを

貼られた人しかいない

かのような錯覚をしているのでは

ないでしょうか。

でも、私にはその平均台から地面に

降りてみたら

そこには広い大地が広がっている

としか思えません。

自由で緑豊かな大地。

コンパスは自分の意思。

自分の肌で感じ、

自分の足で歩いていく。

人生という長い道のりを

ずっと平均台の上で過ごそうとすると

いつも踏み外す恐怖を感じなければ

なりません。

世間体とは

あなたの人生に何の責任も持たない

誰かの顔色をうかがうようなもの。

たとえ親であっても、

あなたの人生を最後まで肩代わり

なんてできないのです。

世間に褒められてもけなされても

あなたの価値観は

ぶれてはいけないのです。

なぜなら彼ら一人々もみな

実は世間体に縛られた人々だから。

だからそれは吹く風と同じで

やがてあなたの横をスルリと吹き抜けて

どこかに消えていきます。

残るのはあなたの心と身体だけ。

広い大地で自分の道を歩くためには

自分の「意志」というコンパス

だけが頼りなのです。


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